- 裏具とは主に絹本に使われる、絵絹の裏側から先に色を塗る方法 !
- 薄い和紙でも使える !
- 実はおススメの色の組み合わせがある !
- この技法を使えば、絵具が剥落しない!
こんにちは、日本画家の深町聡美です!
みなさんは、
日本画の秘技
裏具(裏彩色)
をご存知ですか?
今回紹介する裏具という技法は、
もともとは絹に描くためのもの!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/疑問2.jpg)
え!?絹に描くの!?
と思った皆さん、
実は美術館での展示作品にも、
絹に描き、裏具技法が活用されている作例がたくさんあるんです!
技法を知れば、
きっと、新しい発見や感動があるはず。
ぜひ最後までお読み頂き、
制作や鑑賞に役立てて頂ければ嬉しいです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
木版画にも裏彩色があるようですが、今回は日本画の話をしていきますね!
日本画学習に必携の書を紹介!
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Contents
日本画の技法とはどんなのがある?五つの技法をみてみよう!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/fukamaru._Hand_of_a_person_who_paints_Japanese-style_paintings__eb907e86-9ded-4060-adc1-bda6ad6d0ced-1.png)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ひらめき.jpg)
日本画の着彩技法っていっぱいあるよね!
本ブログでは日本画の着色技法を解説しています。
現在、4つの技法の解説が完了しました!
でもやっぱり
「日本画の伝統的な塗り方って難しい…」
と、いう方も多いはず!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/疑問2.jpg)
名前から塗り方を連想しづらいよね…
ですが、現在当ブログで取り扱うのは
近代狩野派の技法書『丹青指南』に書かれた
5つの技法!5つの用語だけ!
たった5つ知れば、
「この人、詳しいな!」
となれます。
なので、もう一度おさらいしてみましょう。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/いろんな技法が-ありました!-1024x672.jpg)
これらの手法はそれぞれ異なる特性を持ち、
描く絵やその表現方法に合わせて選ばれます。
つまり、この技法を理解すれば、
あなたの絵にもすぐに応用できるのです。
用語は少し難しく感じるかもしれませんが、
一度イメージがつかめたら理解できるかも!
さて、今回の記事では、この中から
「裏具」の技法について詳しく解説します。
博物館のあの日本画は、「絹」に描かれていた!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/Descent_of_Amitabha_over_the_Mountain.jpg)
絹本著色山越阿弥陀図 (京都・禅林寺所蔵)
今回はまず、普段あまり耳にしない
「絵絹」という素材についてお話ししましょう!
ちょっと意外に思うかもしれませんが、
日本画を描けるのは和紙だけではありません。
実は絹にも絵を描くことができるんです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/疑問2.jpg)
絹って、服とかスカーフに使うやつでしょ?
と思ったあなた、正解です!
でも、美術館にある掛け軸を思い出して下さい。
縦横に織目が見える絵がありませんでしたか?
それは、実は絹なんです。
次に美術館に行った時に、
織目がある絵を探してみて下さい。
そのキャプション(作品説明)には
「絹本着色」(絹本著色)
と書かれているはずです!
絵絹は、その透明感ある美しさから
近年人気を集めているようです。
絹本専門画集のようです。
見本写真からも織目が分かりますね。
絵絹はカッコいいけど扱いは難しい!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_9943-2.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ひらめき.jpg)
わ~!僕も絵絹に描いてみよ~!
ちょっと待って!
絹本はちょっとデリケート。
絵を描く時うっかり重ねすぎてしまうと、
絵具が剥落してしまうことも…
しかも、絵絹をキレイに張るのも一苦労。
皺をつけずにきれいに伸ばしたり、
織目が斜めにならないように
気を付けないといけません。
「でも、そんなデリケートな絵絹に、
どうやったらしっかりと絵具をのせられるの?」
という疑問に答えるのが
「裏具」(裏彩色)の技法なんです。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
「うらぐ」「うらざいしき」と読みます。
裏具を使えば絵絹上でも
重厚感ある絵を表現することができるんですよ。
絵絹と裏具の魅力を発見したところで、
さっそく裏具の解説に入っていきましょう!
裏具/裏彩色とはどんな日本画技法?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/1017px-Syaka-Kinkan.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ひらめき.jpg)
前の章で、日本画は紙だけじゃなくて絹にも描くのが分かったよ!
皆さん、前章で「絵絹」について分かりましたね!
本章ではいよいよ、
その絵絹に施す秘密の技「裏具」についてです。
「裏具」という言葉は
ちょっと聞き慣れないかもしれませんね。
でも、「裏彩色」や「裏絵具」としては
知っているかも。
裏具や裏彩色は、
絵絹の裏側に色をのせる技法なんです。
なんと、この技法、
日本では9世紀頃からある古いもの。
でも
「えっ、裏側に色を塗るの?」
と思うかもしれませんね。
実はこの方法、
絵絹の特性を生かした素晴らしい技法なんです。
その前に、絵絹に描く時の手順を見てみましょうね。
- 絵絹を「絹枠」(木のフレーム)に張りこむ
- 骨描き(輪郭線描き)をする
張った状態がありました!
まず、絵絹を「絹枠」という木の枠に張ります。
すると、上の写真のようになります!
この写真の真ん中の白い部分は、
パネルのような板張りではありません。
スケスケの状態です。
そして、その次。
絵の大まかな輪郭を描く作業、
いわゆる「骨描き」をします。
すると…
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/ellery-sterling-6uAXTbFiAVQ-unsplash-1024x707.jpg)
スケスケなので、
裏側を覗くと、描いた絵が透けて見えます!
つまり裏側から必要な場所に
色を施すことができるんです!
そして、この裏からの彩色は、
絹を挟むことで表面に優しい色合いをもたらします。
裏側をしっかり彩色して、
表からの色は控えめにすることで、
透明感ある繊細な表現が生まれるのです。
面白いことに、
裏と表で同じ絵具を使うこともあれば、
異なる色を使うことも。
さらに、裏具は、絹だけでなく
薄い和紙にも応用できるんですよ。
さて、皆さんもこの「裏彩色」を使って、
自分だけの透明感ある作品を試してみませんか?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
裏具によって、薄塗りでも美しい色の重なりが表現できるのです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ノーマル.jpg)
裏具をしないと、厚塗りで野暮ったくなったり、絵具がはがれやすくなるんだね。
裏具/裏彩色によく似た技法「裏箔」の輝き!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_9875-1-edited.jpg)
裏箔を応用した作品
裏具によく似た技法に「裏箔」があります。
「裏箔」とは、絵絹やその他の素材の
裏面に箔を貼り付ける技法。
この技法を使うと、表から見ると
優しく輝く箔の効果が楽しめます。
特に仏画では、装身具や
光背といった部分で
この技法が使われています。
平安時代には、この輝きを持った
裏箔が大変愛されていました。
ちなみに、この裏箔も、
絹だけでなく、薄い紙にも応用できます。
紙の裏に箔を押しても、
表からは同じように
優しい輝きを放つ美しさを楽しめるのです。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
裏から金箔を貼るのが難しい場合は、箔の上から薄紙を貼ると良いですよ!
裏具/裏彩色を使う理由!こんな効果があるんです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/fukamaru._Photograph_of_a_Japanese_painting_on_the_back_of_a_th_8e2776c4-9e00-4fc8-a1dc-7b726f1ca204-1024x655.png)
さて、裏具の話に戻ります!
「裏から描くって良く分からない…」
「薄塗りするなら、しなくてよくない?」
と言う声が聞こえてきそうですが、
裏具は剥落を防ぐ以外にもスゴイ効果があるんです。
絵絹には、細かい織り目がありますよね。
この微細な織り目と、繊維そのものの
透明性を活かすことで、
裏から塗った色が表に透けて見えるのです。
これはまるで、
色のレイヤーを重ねて深みを増すような効果!
裏と表の両方から色を塗ることで、
色が混ざり合った複雑な美しさが生まれるんです。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/なるほど!-e1691196636917.jpg)
デジタル絵で半透明のレイヤーを、重ねているような感じなんだね!
さらに、この技法の魅力は
ただの美しさだけではありません。
絵具を絹の裏と表から塗ることで、
織り目を通してしっかりと接着されます。
つまり、
絵具の剥がれるリスクも抑えられるのです。
古い東洋画の
「裏打ち紙」(裏から貼って頑丈にする紙)
を剥がすと、裏具や彩色が出てくるのだそう!
これを通して、
古代の彩色技法の秘密が解明されていたんですね!
- レイヤーを重ねる感じだから、色に深みが出る!
- 裏と表の両方から色を塗ることで、複雑な美しさになる!
- 絵具の剥がれるリスクが減る!
裏具/裏彩色の手順を紹介します!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/fukamaru._Photograph_of_a_thin_silk_cloth_backing_glued_to_a_wo_e1a9c06b-4c7d-4235-9588-9b035fc8dd62-1024x655.png)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/困惑.jpg)
裏から塗るって良く分からない!
裏具って難しくないの?
安心して下さい!
裏具の方法は、
実は思っているよりシンプルなんです!
改めて裏具の手順を見てみましょう!
- 絵絹を木枠に張る
- 下図を転写する
- 骨描きをする
- 裏具を施す
- 塗り返しをする
まずは、絵絹をしっかり張りましょう!
そこに下図を転写します。
下図とは実寸大の下書きのこと。
いきなり絹に描かずに、別の紙に描けば
書き直しがしやすくて安心ですね。
次に骨描きを行います。
これはペン入れのようなもの!
絵絹はとても薄いから、
骨描きの墨が透けてしまいます。
ちょうど油性マジックでコピー用紙に
絵を描いたら透ける感じですね。
そんな透けてる絵の裏側から、裏彩色を施していきます。
この際、
裏彩色はしっかり塗ってもOK!
絹のおかげで、表から見ると
ふんわりと柔らかい感じが出ます。
そして、絵の表側からも色を足しましょう。
この表からの塗り足しを「塗り返し」
と呼ぶこともあります。
ただ、塗り返しの時は薄めに、
または影入れだけにするのが良いみたいです!
これによって、
絹本独特の繊細な透明感がでるんですよ!
全ての絵で表から塗る必要はなし!
表からは影だけを入れ、色は裏だけで完結することもあるんです。
でも、人物画の場合、
顔や身体の部分は塗り返しが必須ですよ!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ノーマル.jpg)
だいたいのイメージは出来たよ!
それでは最後に、
裏具と、表の塗り返しの色の組み合わせ
をお話していきます!
裏具/裏彩色の色の組み合わせルール
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/fukamaru._Pigments_on_a_white_ceramic_plate_many_in_a_row_photo_c7ef0760-c90a-4433-8511-3a2ec0e608512.png)
裏具の秘密は、色の組み合わせにあります!
基本的に裏具と表の塗り返しは、
同じ色を使うとされています。
ですが表裏の色の組み合わせが
少し違うものもあるんです。
「丹青指南」という技法書では
裏具は人物や花鳥の絵に使うとされ、
表裏で違う色の組み合わせが紹介されています。
- 表 群青:裏 藍の具
- 表 緑青:裏 白緑青
- 表 金泥or朱:裏 丹の具
- 表 銀泥:裏 胡粉
※具とは絵具に少し胡粉を混ぜたもの
例えば、表が群青だったら、
裏具は藍色に胡粉を混ぜた色。
表が金泥や朱なら、
裏具には丹の具を使うなど、
表に塗る色と近く、
少し薄い色が紹介されていますね。
また『日本画 画材と技法の秘伝集』では、
ほかの色の組み合わせも載っています。
「一遍上人絵伝」1299,絹本、円伊筆について
- 馬は裏から濃い茶色、表からは明るい茶色
- 人の衣装は裏から青、表から白
➡青みがかった白に見える。- 牛は裏から黄土、表より黒
『日本画 画材と技法の秘伝集』p135
「十六羅漢像」 南北朝時代、 14世紀 絹本について
- 肌、袈裟、 紐は表裏に同じ色
- 払子は裏に白、表朱色
- 靴に裏から群青、 表より淡い墨
➡ほんの少し青が感じられる
『日本画 画材と技法の秘伝集』p135
以上のことから
裏と表の色の組み合わせが
凄く緻密に計算されているのが分かりますね。
色の組み合わせ効果に慣れるまでは、
先人の知恵をまるっと拝借するのがおススメです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/笑顔.jpg)
分かるまでは、真似をして練習しよう!
皆さんもぜひトライしてみてくださいね!
次の章では、裏具は絵絹だけじゃなく、
薄い和紙にも使えることをお話しします!
裏具/裏彩色は和紙にも意外と相性がいい!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/fukamaru._thin_Japanese_paper_esp._vellum_paper_79c2ef8f-c5ab-4db0-8c99-a5005f8005a5-1024x655.png)
今まで裏具は「絹本」が主流として
説明してきました。
特に、丹青指南では
「絹本に限る」とまで言われています。
ですが、この裏具の技法は
絵絹だけのものではありません。
実は薄い和紙にもピッタリの技法なのです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
厚い和紙や滲み止めをした紙とは相性が悪いのでご注意下さい!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/ひらめき.jpg)
裏の絵具が透けないと意味がないもんね!
こちらの講座では、雲肌麻紙の裏から
色を塗っています。
雲肌麻紙は厚くて丈夫な紙ですが、
ドーサ引きをしないと絵具が染み込みます。
そこに水彩絵具や水干絵具など、
紙に浸透しやすい絵具を塗っているようですね。
和紙に描くのが好きな皆さんも、
一緒に裏具に挑戦してみませんか?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
次の制作でやってみたいですね!
※和紙の裏具はパネルに張る前に
行います。
色紙や麻紙パネルではできないので
注意しましょう。
まとめー日本画の技法『裏具/裏彩色』は絹本制作必須スキル!狩野派の技法書から解説します!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/08/白-クリーン-動画中心-食事プラン-食べ物-YouTubeサムネイル-7-1024x576.jpg)
最後までお読み頂きありがとうございます。
裏具は、絵絹の裏側から色を塗る、
古くから続く日本画の特有の技法でしたね!
主に絹本に用いられてきましたが、
実は薄い和紙にも応用できるのがポイント。
裏具と塗り返しの組み合わせは、
作品一つ一つの魅力を最大限に引き出します!
そして、この裏具を採用する最大のメリットは、
厚塗りにならずに綺麗な色味を維持しながら、
絵が剥落する心配がないこと!
裏具のおかげで、
多くの歴史的価値を持つ古い絵が
今も見れると言っても過言ではないのです。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/笑顔.jpg)
皆さんも裏具をやってみて下さいね!
絹本するならこれ一冊!
絹本は情報が少ないですが、
この本があれば一人で出来ます!
実際、この本だけで
独学絹本をしている方に
お会いしたことがあります。
まずは水干絵具で描いてみよう!
粒子が細かく使いやすい絵具!
剥離しにくいので初心者にも
オススメの絵具です!
面倒な絹張りをしなくても
絹本に描ける!
最初から枠に絹が張ってあるので
湯で伸ばしたり、
糊で貼ったりなどの手間が省けます!
こんな絵が描けるようになるかも!?
丹青指南現代語訳で裏彩色のやり方を見てみよう!
![狩野永徳唐獅子図](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2020/12/Kano_Eitoku_002-1024x515.jpg)
ここからは狩野派の隈取の方法について原文で見てみましょう!
こちらの原書は『丹青指南』という絵の描き方の本です。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/06/困惑.jpg)
原書を読むにはどうすればいいの?
そんな時は国立国会図書館のサイトでチェック!
全文を無料で読むことが出来ます!
また、正確な訳や詳しい図解が欲しい!
という方は画材と技法の秘伝集がおススメです!
裏具
この裏具を塗るのは絹地にかぎる。
その図案は主に人物花鳥の類である。
そして表面を塗るのに適した絵の具で、
最初に裏塗りを施す。
(この裏具を塗るのは写真画に属する
絵に施すものであるが、
その図案によっては表の塗り返しを省いて
直ちに隈取りをすることもできる。
しかし人物画であれば
その顔及び身体などは
表の塗り返しが必要である)
次にその絵具で表のほうを
塗り返すものとする。
こうして大抵は表裏に同じ絵の具を使う。
と言っても、表の絵の具によっては
裏具に他の絵の具を使うものが5種類ある。
その種類は表群青ならば裏具は藍の具。
表緑青であれば、裏具は白緑青。
表金泥もしくは朱であれば裏具は丹の具。
表が銀泥であれば裏具には胡粉を使うものである。
加筆修正版はこちら!
丹青指南の現代語訳を
より分かりやすい文章でお届けします!
kindle unlimited会員なら無料で
最後までご覧いただけます!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/02/analogillust.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/01/日本画のきじはこちら!.jpg)
前の記事はこちら!
➡日本画の彩色技法『付立て』(つけたて)ー東洋ならではの、筆を活かした画法を解説!
次の記事はこちら!
乞うご期待!