次回展示はCHIKAPPART vol.7!よろしくお願いします!

絵を売りたい画家必見!超簡単な「差し箱」の作り方

2万円の商品が、プチプチ付き封筒一枚で送られてきた……




これは極端な例ですが、あなたも知らない内
にこのような事をしてしまっているかも……!?



今回はそんな梱包に関する記事です。
自分の大切な作品を
お客様に最高に喜んで貰える最強の梱包、

挑戦してみませんか?

梱包をもっと知りたいならこちらもおすすめ!


絵を売りたいならお客様の嬉しいを第一に!




「作品が出来上がったよ!

だれかにプレゼントしたいな、
作品展に出したいな……」




こんな時、あなたはどんな梱包をして
渡しますか?


適当にビニール袋や梱包材に包んで
お渡ししていないでしょうか?


「いやいや出してもメル○リだし…」

「知り合いにあげるだけだし…」


実はその気持ちが冒頭の一文になっているかも
しれません。



絵画の購入は、小さな作品でも数千円から
数万円する大きな買い物です。


ですから、お客様にお値段以上に喜んで頂けるよう
感謝とおもてなしの気持ちを込めた、基本的な梱包

を学んでみましょう。




丁寧な梱包を心がけると

お客様が喜ぶ

信頼を得られる

リピーター(ファン)になって貰える

と、良い流れが生まれます!




逆に、

・巻いて送る
ビニール袋一枚で送る
梱包材だけで送る



と、受け取ったお客様は
がっかりしてしまいますよね。




そこでオススメなのが「差し箱」です!

絵を売りたい画家に必須!差し箱の大切な役割と箱の種類

差し箱とかぶせ箱

一般的にギャラリー販売で使われているのが
「差し箱」と呼ばれる形の箱です。


上にある写真のような
箱(差し箱)黄袋(後述)と作品
を入れてお渡しします。


遠方での展示等、イベント運営会社に
販売を委託する時も、この状態をさらに梱包して
送ります。



「差し箱」はお菓子の箱のように、
箱の一辺が開く構造になっており

開閉の際に場所を取らないのが特徴です



それに対して靴の箱のように、上箱を下箱に
重ねる構造になっているのが「かぶせ箱」です。

上からフタをかぶせるから「かぶせ箱」なんですね。



こちらは開閉の際に、上箱を置くスペースが
必要です。


開閉時の特徴を比べると、差し箱の方が
スムーズに展示替えが出来る事が
分かると思います。




販売において差し箱がメジャーな理由は、

コレクターさんが作品を部屋に飾りやすくする為
なのです。



実際、私の祖母の家には絵画がありましたが、
差し箱だと縦に置いて管理がしやすく、
すぐ出す事が出来るので、
季節ごとに部屋の展示を変える事も
苦ではありませんでした。

タトウ箱

さらに高級さを求める場合は、

「タトウ箱」

を購入しましょう。



タトウは「畳う」と書きます。



こちらは差し箱と構造はほぼ同じですが
布が貼られていて、蓋の作りも異なっています。


梱包の際の箱には差し箱、かぶせ箱、タトウ箱
がありますが、販売展示や販売形式の公募展では
差し箱タトウ箱が必要な事が多いので
覚えておきましょう。

黄袋

箱を用意してそのまま額を入れると
額に擦り傷がついてしまいます。


額を保護する袋が必要になるという事です。


額を購入すると、ビニール袋に入れて
かぶせ箱にはいった状態で手渡されますので、

「自分の作品もビニール袋に入れていいかな?」

となるかもしれません。




そこで使って欲しいのが
黄袋です。

黄袋とは読んで字のごとく、黄色い布袋で、
額縁保護のために使います。


作品保護のためウコンで染めていましたが、
今は化学染料で黄色く染められているそうです。



色に意味がなくなった現代では
現代の作家さんは自分で布を作ったり、
市販の布を使ったりして自作されている方も
いるみたいですよ。

価格を抑えて売りたい画家に箱の自作をオススメする理由!

通常、箱も黄袋も、

購入する場合はオーダーメイドです。



額の縦横厚さを測って、
それに沿って作ってもらいます。



だからいくら画材屋さんでも

「SMサイズの箱を下さい!」

「黄袋がすぐに必要です!」

と言ってもすぐに購入するのは難しいのです。





また、額のサイズに合わせて一つ一つ手作り
ですので少々割高にもなります。



筆者が実際に購入したお店では、黄袋のお値段は

SMで1400円~でした。




差し箱の場合は2000円前後~が多いようです。

誰でもできる!差し箱の具体的な作り方!




ここまできたら、差し箱を用意してみたく
なってきた所かもしれません。



さっそく差し箱を作ってみましょう。



ただ、やはり箱作りのプロが作った物より
クオリティーは下がってしまいます。


時間も資金も十分で、
とにかく最高の品物を贈りたい!

という方は、是非お店でオーダーメイド
してみましょう!




オススメの老舗額縁店

マルニ額縁画材店




とにかく一回やってみたい!

早く贈ってあげたい!

お値段を抑えてあげたい!



と言う方は、下の手順で楽しく作ってみて
下さいね。

【必用な物】

 

かぶせ箱(額に付いているものでOK)

大きいカッター(ダンボールが切れる物)

水張りテープ茶色

ボンドかグルーガン

水・刷毛・はさみ

たこ糸

ボタン

目打ちかキリ(小さい穴が開けられる物)

①まずは額を購入しましょう!

額を購入したら必ず付いているのがこの箱!

この箱は「かぶせ箱」というタイプでしたね。

これをベースにして差し箱に改造します。





②下箱の短辺をすべて切り取ります。

切り取ったパーツはとっておきましょう。




③上箱の短辺のサイドに切り込みを入れます。

開くようにします。




④上箱と下箱を重ね、ボンドかグルーガンで
貼り付けます




⑤②で切り取ったパーツを上箱の先にある
開き口に水張りテープで貼り付けます。

両面から貼り付けるようにしましょう。




⑥断面、継ぎ目に水張りテープを貼る

カッターで切ったままの断面と、
ダンボールの継ぎ目に水張りテープを貼り、
見た目を整えます。




⑦図の場所に水張りテープを小さく切り、
貼り付けます。




⑧その上から目打ち等で小さい穴を開けます。

ボタンによって穴の数は変わります。

普通のボタンの場合、4か所
足のあるボタンの場合は、2か所

に開けましょう。




⑨ボタンを糸で縫い付け、最後に長く糸をとり、
フタの上下で結べるようにします。

完成




以上が基本の作り方です。






箱の状態によって、

・ダンボールが厚くてかさばってしまう時は下箱の辺を切り落とす。

(私は短辺のみ両方切り落とします)

・ホチキスで止められている時は、ホチキスをハサミなどで外してホチキス跡を隠すように紙テープを貼る。


ということが必要になりますが、
簡単にできるはずです。



箱の厚さによっては④を省いても良いでしょう。




ところで、注文して作って貰った
差し箱を見た人は、留め具がボタンではなく

文化鋲という物が使われている事に気付きましたか?




このような品物です。




ただこちらは現在入手が難しく、
業務用で100個で2000円~1万円など、
始めたばかりでは難易度が
高すぎるというのが本当の所です。



ひも付きタックというシールタイプの商品も
文具メーカーから出されていましたが、
こちらも入手が難しく、
段ボールでは外れやすいとの事から
オススメはできません。

まとめ

・差し箱はお客様に喜ばれる形!

・だから絵画作品を売る時の箱は、差し箱と黄袋がオススメ!

・差し箱は自作出来る!



差箱じゃ小さすぎる!」
「F50号を運びたい!
というときは、
こちらの梱包方法も試してみて下さい!

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