オシャレなキャプションの作り方をcheck!

日本画の一番簡単な始め方―初心者が用意するべき7つの道具とは?

この記事で分かること

安価で本格的に日本画を始めるための、7つの道具を紹介!

「日本画をやってみたい!
「興味はあるけど、何から買えばいいか
分からない」

日本画に興味がある、そんなあなたのための
始め方解説記事になります!




「でも高いんでしょ?」
「絵具が一色5千円って聞いたよ?」


確かに、どちらも事実です!


しかし、近年はそのイメージを覆す、
画期的な画材があるのをご存じですか?!



技術の向上にともなって、安価かつ、
面倒な手順無しで日本画を始められる
すごい画材が増えてきたのです!



というわけで、今回は

  • 出来るだけ安価に
  • 出来るだけ簡単な手順で
  • 出来るだけ本格的に描く

を目標にして、

日本画の描き方と必要な道具を紹介致します!

注意

「安価・簡単・本格的」
を目標としている内容です。

耐光性や耐久性は
考慮しておりませんので
ご了承くださいませ。

耐久性などが証明されている
正しい描き方は、下リンクの
「丹青指南現代語訳シリーズ」
でご確認ください。

日本画を始めるときの問題点とその解決方法とは!?

突然ですが
はじめにこちらの動画をご覧下さい

こちらは日本画家の日月美輪さんの動画です。
日本画制作のイメージがつかみやすいので、
ぜひご覧下さいね!




さて、この動画では
自分で溶かした膠や、岩絵具などがでてきました。



「膠、わかりますよ。」

「岩絵具の存在、知ってますよ。」


そんな方も多いのですが、いざ、それを一から用意して下さいとなるとこうなります。



膠鍋に膠を測って入れて、
水を測って入れて、
三十分湯煎して、
ガーゼで濾過して、

ようやく膠が溶けました!

始められます!




……
これでまだ、絵具は完成していないんですよ?

かたやアクリルは、
「チューブから出す」

これだけで上記の日本画の工程を越えました!

だって上記の日本画の工程は、
アクリル絵具でいうと

「なんかアクリル樹脂を溶かしました」

というだけなのです。

今から顔料(色成分)を混ぜて
絵に塗れるようにしないといけないのです。

高価な上に場所をとる日本画材たち

加えて、よく言われるように日本画絵具は
値段が高い物が多く、日本画専用に
買わなくてはならない道具も多いのです。

そのため、水彩やアクリルなど、
ほかの画材に慣れた人にも非常に始めにくい
ジャンルとなってしまっているわけです。



膠を溶かすという工程を
超真面目にやろうとすれば、

・膠
・膠鍋
・鍋
・電熱器
・膠さじ
・水温計


は最低限必要になってしまいます。

でも大丈夫!日本画初心者が、簡単かつ本格的に始めるための道具はこれ!

ですが、現在はさまざまな画材店や絵具会社が
「簡単に日本画を始める」ための
新しい画材をドンドン開発しています!





今回は、
それらの新しくて使いやすい画材を織り交ぜて
本格的な日本画を描くための準備段階。

画材の説明&何を買えばいいか

を解説致します。




ショップへのリンクを付けていますので、
読みながら購入すればすぐに始められますよ。




※画材のリンクは、アフィリエイトリンク
といって、皆さんが払う料金はそのままですが
筆者に紹介料が入ります。

筆者にお金が入るのが嫌な人は、
ご自身で商品名を検索して購入すれば大丈夫です。






閑話休題
必要な画材はたったのこれだけ!



必要な物
  • 麻紙ボード・麻紙ボールド
  • 胡粉チューブ・練胡粉
  • 方解末・水晶末
  • 水干絵具や泥絵具
  • 絵皿
  • 膠水・アートグルー・アクアグルー
  • 墨汁・えんぴつ
  • カーボン紙
  • ちょうどいい紙、コピー用紙など



今回は、馴染みが薄い6つの画材と、
選びにくい画材である筆について説明します。



これらの画材を使った描き方については
別記事でまとめる予定です!



それではまず一つ目の画材
「麻紙ボード」から始めましょう!

麻紙ボード(麻紙ボールド)ー日本画初心者におすすめの道具①

メーカーによって、
「麻紙ボード」
「麻紙ボールド」
と商品名が異なりますが、同じものと考えて
OKです。



高価なイメージをがある和紙ですが
最高級の和紙を使った「雲肌麻紙ボード」でも
SMサイズなら2000円もしません。



白麻紙ボードなら千円弱で手に入ります。



「麻紙ボールド」も「麻紙ボード」も
ドーサ引き(にじみ止め加工)済なので、
すぐに描き始められます。



様々な画材・和紙メーカーが作っていますが
ここではそのうちのいくつかをご紹介致します。



始めはどれを選んでも変わりありませんので
お好きな物、画材屋さんにあるものを選んでみて下さいね。






名村大成堂

20%OFFで765円です。

芯はベニヤ板で厚さは四ミリありますので
紙が伸縮しても反りにくくなっています。

粗い岩絵具を重ね塗りなどする方、
大きい作品を描いてみたい方におすすめの
メーカーです。





京都 谷口松雄堂製

1201円。京都の和紙屋さんが作っています。
麻紙をベニヤ板に貼ってあります。
しっかりした裏面で安心感がありますね。




優彩 麻紙ボールド
858円

にじみ止めをほどこした白麻紙(漂白した麻紙)
を3mm厚のMDFボードに接着したものです。

MDFボードとは、紙と木材のあいのこ的な素材で、木材ほどの丈夫さはありません。

しかし、こちらのボードを使ってみた所、
0号やSMサイズなどの小さい絵ならば
反りは見られませんでした。
(塗り方、保管方法にもよります)






雲肌麻紙ボード
谷口松雄堂、日本画材工業が製造しているようです。

最高級の麻紙である雲肌麻紙を使っているため
他のボードよりも少し高価な値段設定です。

しかし、その分丈夫で扱いやすく、
特に大作制作で真価を発揮する和紙です。





本格的な和紙の準備方法はこちら!

胡粉チューブ・膠練胡粉 ー日本画初心者におすすめの道具②

チューブに入った胡粉です。

アラビアガムや膠などと胡粉が混ぜられており、

チューブから出して水で好みの薄さにするだけで、
簡単に使う事ができます。



通常の胡粉を塗る場合では

空擦り→膠団子づくり→百叩き→アク抜き

と複雑な手順が必要です。



しかも、これを正しいやり方で行わないと
割れて剥がれやすくなります。

しかしこのチューブ胡粉ははじめから適度な膠量が
胡粉に混ぜ込まれているので、
複雑な手順は不要です。








剥離や悪臭の問題も気にする必要はありません。


使い方はこちらの動画でチェックしてみてください。

※胡粉ジェッソではないので注意して下さい!!

胡粉の作り方はこちら!

水晶末か方解末 ー日本画初心者におすすめの道具③

天然岩絵具は鉱物を砕いて作った絵具です。

その鉱物の中でも、水晶を砕いた絵具が水晶末
方解石(カルサイト)を砕いた物が方解末です。


どちらも白から透明の色合いですが、
水晶末の方が、透明度が高く、
方解末は、白っぽい色をしています。

初めて購入する際には、
10番以上、白などの細かいものがオススメ。

日本画独特のキラキラした質感を
作りたいなら5番を買うと良いでしょう。

ところで、この章を読んで
「まって!10番ってなに?
白は白い絵具のこと!?」


と思った方はいますか?

思っても大丈夫です!
なにしろ日本画絵具はチューブに入っていません。
砂状で、瓶に入れられて販売されています。

次は日本画の岩絵具の買い方を解説します!



日本画の岩絵具の買い方

上述の絵具を買う時は画材屋さんの店員さんに
「水晶末の10番を3両」
と注文して下さい。


大丈夫。スタバの注文よりも簡単ですよ。


「水晶末の10番を3両」

これは、
「水晶末」という絵具名
「10番」という粒子の大きさ
「3両(45g)」ください。
という意味です。



日本画の岩絵具は15g単位(1両)で売られています。

これは昔の薬の量り方と同じなんだとか。




また、同じ名前の色でも数字(番手)ごとに
色が違います。





例えば
同じ「群青」と名前がついた絵具でも
3や5など数字の値が小さいと、黒っぽい青に
13や白など値が大きいと白っぽい青になります。

つまり、数字が大きいほど明るい色に、
数字が小さいほど暗い色
になるのです。



これは岩絵具の粒の大きさによるもので、
数字が小さいと粒が粗く、
数字が大きいと粒が細かくなる
のです。




画材屋さんにはたくさんの岩絵具が
並んでいますので、
お気に入りの色が「色名」の「何番」なのか
探してみましょう!

ミニワーク

画材屋さんの岩絵具コーナーに行こう!
そして、好きな色が「色名」の「何番」なのか
探してみよう!

はじめての岩絵具ならエコ岩絵具がオススメ!

画像引用:オークファン




初めて岩絵具を使うのであれば、
女子美術大学が作ったエコ岩絵具セラ
がオススメです。


天然の岩絵具ではありませんが、
色数が多く、鮮やかな色が安価に購入できるので
水彩、アクリル、デジタルに慣れた人にも
馴染みやすいのではないでしょうか。


ただし取り扱いは日本画材店の
喜屋さんのみです。
(2021/12/12現在)




ネット通販はされていないようですが
ファックスやメールで注文することができますよ!

水干絵具・泥絵具 ー日本画初心者におすすめの道具④

水干絵具・泥絵具は岩絵具よりも扱いやすい絵具です。



顔彩と岩絵具の中間のような使用感、
さらに安価で発色も良いので、
日本画を始める人にもオススメです。



泥絵具は色みがある天然泥で、
「独逸緑泥」や「聚楽黄土」などの色があります。




水干絵具や泥絵具は岩絵具と違い、
粒子番号が存在しません。

なので購入も気軽!
水彩をバラで買う時のような気軽さです!



水干絵具を使った場合
作品の見た目的には、水彩のような雰囲気に
なります。


これは岩絵具と比較して、粒の大きさが
細かいため。

なので、時には
「日本画ではなく水彩になるから、
水干だけで描いてはいけない!」

と言われることも・・・・・・。



しかしその問題も、岩絵具である
「水晶末」「方解末」を使えばすぐに解決!


要は、岩絵具(水晶末・方解石末)と水簸絵具を
混ぜてしまえばいいのです!



こうすることで、
岩絵具のザラッとした日本画的質感と
水簸絵具の安価さや色数。
両方のいいとこどりが、できてしまうのですから!

これは筆者が大学で習い、
今でも使っているやり方です。

染料系の水簸絵具について


扱いが簡単な水干絵具。

しかし「染料系」と呼ばれる
水干絵具の扱いは少し注意が必要です。


赤系など一部の水干絵具には
染料が使われています。

適当な方法で繊維を染めることができ、かつ実用上、日光、洗濯、摩擦、汗、ガスなどに対して安定な色素をいう。本来は水溶液から天然繊維や合成繊維、化学繊維を染色する目的で使用されてきたが、有機溶媒を用いた溶剤染色法のくふうもある。

引用:コトバンク「染料」

このように、布や紙の繊維の奥まで
色が移っていく特徴があるんですね。


そのため染料を使った水干絵具を使うと
上に重ねた絵具に少し浸食します。



早い話が、
「赤い絵具を塗った上から黄緑を塗ったら、
黄緑が赤っぽくなりました!」

ということが起きますので注意してください。

膠水(アートグルー・アクアグルー) ー日本画初心者におすすめの道具⑤

絵具を買ったら膠水も忘れずに!

日本画の絵具はただの粉末なので、
そのままでは紙に付きません。


(水干・泥絵具は擦りつければ
パステルのように色は付きます)



そこで必要になるのが、糊の役割を持つ
膠水です!



通常は、砕いて湯煎して濾過して・・・・・・
そんな面倒な手順を経ないと溶かせない!


ですが、そんな膠が最初から溶けている
商品があるのです。



これなら面倒な手順なしですぐに使えますね!


注意点としては膠の濃度が薄めな点。
使用時に水を足しすぎると、岩絵具が紙から
取れてしまうことがあります。



なので、筆者は
「濃膠水」に水は混ぜずに使っていました。
筆に含まれる水分だけ十分です。


また、膠水のたぐいとして
「アートグルー」「アクアグルー」があります。

こちらは、膠研究家で日本画材店を営む
日本画三吉の元社長上田邦介氏が開発した膠です。

厳密には、膠とは全く異なる成分なのですが
膠と同じように絵具と混ぜて使います。

筆者はアートグルーしか使っていませんが
定着力が強く、使いやすいお気に入りです。

絵皿か梅皿 ー日本画初心者におすすめの道具⑥

日本画では、パレットの代わりとして
絵皿を使います。

ただしパレットのように、一枚で
赤、青、黄色と色々な色を広げるのではなく、
お皿一枚に一色で使用するのが基本です。

赤で絵皿一枚、青で一枚、黄色で一枚……
という具合ですね。

混色する際は一枚のお皿で混色します。
たとえば、赤と青を一枚の皿に出して膠と混ぜる
という感じです。



絵皿の見た目は下の写真をご確認下さい。




絵皿には、サイズ違いが何種類かあります。
小さい物では一枚80円前後から売っています。
大きい物でも数百円です。


大中小特大……
種類が多くて迷ってしまいますね。

でも、小さい作品を描くのであれば小~中が
数枚あれば十分です。




大きい作品にチャレンジするときは大きい絵皿を
買い足しましょう!

日本画で広い範囲を塗る時は、
絵具の量ではなく、絵皿と刷毛の大きさが
重要だからです!



そして、絵皿を買う際に気を付けたいのは
その重さ!

なにしろ磁器製ですので、何枚も持って帰るのは
大変です!

「その手間がいやだ!」

「近くに画材屋さんがない!」

「通販はめんどくさい!」

「試しに描くだけなのに!?」




そんなあなたには
百均の梅皿や、白い磁器皿もおすすめです。



もちろん、梅皿を使う際は磁器製の物に
越したことはありません。



プラスチック製と異なり汚れにくく、
角が丸いので絵具を取りやすいからです。




しかし、百均のプラスチック梅皿は
なにより入手しやすさが魅力ですよね。

使い捨てにすることも可能ですので、
忙しい方には適していると言えます。



また、百均にも白い磁器のお皿が売っている
ことがあります。

もちろん使いやすさは専用の絵皿の方が
はるかに良いのですが、


・どうしても画材店が遠い
・通販の送料が嫌だ


と言う場合は試してみてもいいでしょう。

筆 ー日本画初心者におすすめの道具⑦

もしあなたが水彩をやったことがあるなら
その筆を使って頂いても構いません。

特にイタチやヤギなど、動物の毛であれば
是非使ってみて下さい。




逆にオススメしないのはナイロンの筆です。

このナイロン筆は百均などでも安価にセット売り
されていますが、おすすめはしません。


なぜなら、
水の含み=絵具の伸ばしやすさや、
細かい所の描きやすさが全く違うからです。

  • 一度でも画材屋さんの筆を使ったことがある方
  • 水彩やアクリルの経験者
  • もう少し日本画をやってみたい方

これらの方は少し高価に感じても、
徐々に画材屋さんの筆に置き換えていくべきです。


全く分からない方は、はじめは画材屋さんで
相談しながら選ぶのがいいですよ。


慣れた後は通販でもOKです!

清晨堂が人気ですので、
迷った時にはここで買うといいですね。


筆は絵を描く上で、最も大切な道具と言っても
過言ではありません。


できるだけ多くの種類や大きさを揃えたいですが、
難しい場合は、


・面相筆
・彩色筆
・刷毛

があれば、描く事はができます。

慣れてきたり、描きにくさを感じるように
なったら買い換えていきましょう!

日本画初心者におすすめの道具ーまとめ

以上、日本画の入門に最適な
7つの画材をご紹介致しました!

改めて必要な物を整理しますと、

  • 麻紙ボード・麻紙ボールド
  • 胡粉チューブ・練胡粉
  • 方解末・水晶末
  • 水干絵具や泥絵具
  • 絵皿
  • 膠水・アートグルー・アクアグルー
  • 墨汁・えんぴつ
  • カーボン紙
  • ちょうどいい紙、コピー用紙など

の11種類です。

このうち
水・墨汁or鉛筆・カーボン紙・コピー用紙
は簡単に入手できますよね。

つまり実質7種類の道具を用意すれば、
日本画は始められるのです!


筆をお持ちなら、最低4000円未満。



意外と簡単に始められる日本画。
ぜひ、画材屋さんでも日本画コーナーを
見てみて下さいね!

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