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【今より売れる】折り畳み式ポスタースタンドの作り方【自作】



こんにちは、日本画家の深町聡美です。

二次創作だけでなく、
創作イラストでも人気がある同人イベントですが、
本を売りたい!けど設備を整える資金がない!
という悩みはありませんか?

今回は、作家なら誰でも持っている
木材+蝶番
で出来る、超お手軽ポスタースタンドを作ります!



元手は、ほぼゼロ!その分、作品に製作費をかけられる、
夢のようなアイテムを手に入れましょう!

この作り方の三大メリット

材料が安価で、女性でも加工しやすい

②ペンキでオシャレに着色できる

③工具も全て百均で購入可能

【2023/02/27追記】イベントでポスタースタンド使用例!


今回作ったポスタースタンドを活用しました!

足元が不安定でしたが、万力で固定すれば問題ありません。

折り畳み式なので移動にも便利です。



木材の扱いが大変と感じるかもしれませんが、
工具さえあれば簡単に作れます!


最近は工具レンタルが出来るホームセンターもあります。

興味がある方は挑戦してみて下さいね!

今より売れるために、なぜポスタースタンドが必要なのか?


まず沢山の人に見て貰うためには、魅力的な設営が必要ですよね。

では魅力的な設営とはどのような工夫をすればいいのでしょうか?

下のイラストを見てみましょう。
どちらから「買いたい!」と思いますか?

左は机の上だけを平面的に見せている設営

右は上下の空間をフルに使った設営です。

皆さん右側の方が魅力的だと思ったのでは
ないでしょうか?

では、なぜ上下空間を使った方が
魅力的に見えるのでしょう?

まずは単純に、空いている空間を使う方が
あなたのブースに関する情報量が違いますね。

他のブースと比較した場合、平積みのままでは
目に入る情報の量が負けてしまい
目立つことが出来ません。


そして情報=頒布物に対する説明が少ない
という事は、心理的には
「私の作品を見てください!」
という意思の欠如ととらえられます。

つまり、作品に対して
自信無さげに見えてしまうのです。

さらに心理的な事を言いますと、
「説明が少ない」を言い換えると
「他の人に見せるつもりが無い」閉じた態度です。

すると、見てくれた方は無意識的に

「私は歓迎されていないのかな?」

と感じて、「歓迎されている」と感じられる
他のブースに行ってしまいます。

するとどうなるでしょう。


作品をしっかりと見て貰えず、

あなたの内面を邪推されて、

あなたの友達(お客様、あるいはファン?)候補は
去ってしまいます。

わざわざ複雑な手続きを経て、
オフラインのイベントにサークル参加する
ということは、あなたには

他の人に作品を手に取って欲しい

色々な人と関わりたい

という思いが、少なからずあるんですよね?

でしたら、恥ずかしがらずに作品に自信を持ち
見に来た方々があなたのブースに来て嬉しくなるように
歓迎をしていきましょう!

どうやるのか分からないかと思いますが
「あなたを歓迎したいです!」
という気持ちを持てばOK!

最初は難しくても、意味が分からなくても
その態度は勝手に相手に伝わります。


まずはブースに来た方が見やすく、
かつ、目で見るだけで楽しくなるように
上下スペースを利用してポスターを付ける所から
始めてみるのはいかがでしょうか?

この心理の詳細を知りたい方は
「オープンマインド」
でも検索してみて下さい!きっと参考になりますよ!


さて、ここまでポスタースタンドのメリットの
心理的な理由を中心にお話してきました。

ですがもちろん、ポスタースタンドで視認しやすく
なるだけでも十分効果があります。

通常、同人イベントで使われる机は、
立っている人間の目線より、低い場所にあります。

近くから見れば、平積みは見やすいのですが
多くの人が来て、ほとんど立ち止まることのない場では
目につくことはありません。

そこで、ポスタースタンドを活用して、
遠くから見てもあなたのブースは何を頒布しているのかが
分かるようにしておく
と、いらした方に親切ですよね。

あなたのことを知らない方でも
ポスターを見て興味を持つことは大いにあります。

ですから多少面倒に思っても

売り上げも、あなたの印象も、アップしたいのであれば

上下の空間を活用する事は
必須と言っても過言ではありません!

簡単で安価に作れる折り畳みポスタースタンドはあるのか!?

上述したように上下空間を使えるポスタースタンドは
同人イベントのように目立つ必要がある場では
必須と言えるツール
です。

ポスタースタンド自体は通販で購入できるのですが
様々な理由で購入をためらう方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

かくいう筆者もその一人です。

ここでは自作をする事にした理由を
書かせて頂きますので、

「自分もこの理由で躊躇してたけど
意外と作ればどうにかなるんだ!」

現状の解決方法を探しながら、読んで頂ければ幸いです。

【自作した理由①】広さが分からない

このポスタースタンドを作ったのは、
初めての同人イベント申込時でした。

筆者はこういったイベントに詳しくなく
数回見に行って、友達から雑貨を購入した程度の
知識しかありませんでした。

なので、そもそも自分のブースの床面積が
分からなかったのです。

運営会社の説明には、ある程度の机の大きさ等が
説明されていましたが、床面積の記述はありません。

そのため、初回でいきなりA1などの巨大ポスターを
持っていっても置けないのではないかという
懸念がありました。

そこで、ポスターサイズはA3にして、
卓上ポスタースタンドにすることにしました。

【自作した理由②】売り物は高い

普通の卓上ポスタースタンドを購入することに
して、ショップを調べてみると千円前後から
取り扱いがありました。

そこで買ってしまっても良かったのですが、
検索しているうちに自作出来る事を知り、
それなら安価に制作したいと思って自作を
検討し始めました。

また、初参加であり、次も参加するかは
すぐに判断できないことも理由の一つでした。

一回だけのために千円を払って、
保存にも場所をとるというのはナンセンスに
思ってしまった
のですね。

新型コロナが猛威を奮い始め、
イベント自体が今後一切中止となる可能性も
あった事も大きかったです。

【自作した理由③】搬入しやすい大きさが良い

自作を検討し始めたわけですが、
問題がひとつありました。

それが、ポスタースタンドの大きさです。

乗用車での搬入が可能ならまだ良かったのかも
知れませんが、筆者が参加予定のイベントは
駐車場から会場までがやや離れており、
可能な限り片道で搬入してしまいたいのが実情です。

そうなると片手で簡単に持てる大きさが理想になります。

実物を見て購入できればいいのですが、
筆者の周りにはそのような場所はありません。

ネットでの記載サイズを測ってみればいいのですが
それでも失敗するリスクはあります。

しかし、自分で作ってしまえば大きさも仕様も
思いのまま!

組み立て式か、折り畳み式にするという案は
ここで生まれました。

【自作した理由④】要らない物を買うのに抵抗がある

作るとなると材料が必要ですね。
そこでネットで検索して作り方を探してみると
ハンガーや突っ張り棒を使った方法が出てきました。

ハンガーも突っ張り棒も今は百円で手に入ります。

また、例えイベント中はポスタースタンドとして
使っても、普段は本来の使い方が出来ます。


しかしそうは言っても、突っ張り棒は不要です。
ハンガーも困っていません。

無駄な買い物になってしまうのであれば
最初から、手元にある持て余した物で作るのが
いまどきのエコではないでしょうか。

【自作した理由⑤】プラスチックチューブはハードルが高い


携帯可能な卓上ポスタースタンドを、
手元にある物で作る

というのが目標になりました。

その次に検討したのが素材です。

ポスタースタンドの作り方で調べた時、
素材として多かったのが、
プラスチックチューブでした。

プラスチックチューブが単品で売っている事も
知りませんでしたし、

さらにプラスチックチューブを連結する為の
別の素材を付けて、連結して……

と、全くの素人には難しい説明が並びます。

そしてもちろん、そのようなプラスチックチューブが
手元に在るわけもありません。

そこで、素材を
より身近であり、加工しやすい木材
と決めました。


ドライバー一つで様々な部品を付ける事が出来るので
組み立ても折り畳みも一つで出来る機構を持った
物も作りやすいのも理由です。

今は百均木材でのDIYなど、女性でもハードルが低く
百均のペンキで好きな色を着けることが出来るので
老若男女問わず、オススメの方法です。

誰でも作れる!折り畳み式ポスタースタンドの作り方

この章では、

材料が安価で、女性でも加工しやすく

②ペンキでオシャレに着色でき

③工具も全て百均で購入可能

超簡単でメリットづくしの折り畳み式ポスタースタンド

作り方を、分かりやすいイラスト付きで解説します!

折り畳み式ポスタースタンド作りに必要な物

・適当な大きさの木材
 A支柱用×1本
 B土台用×2本
 C板状の棒(今回はA3サイズ)

・蝶番(ちょうつがい)
・糸
・釘(短)×4
 釘(中)×2
 釘(長)×1

・のこぎり
・両面テープ

完成図はどんな感じ?

まず全体完成図

↓裏面です

良く見ると、支柱の中心に蝶番
付けられているのが分かりますね。
ここから半分に折り畳みます。

↓表面です

蝶番の裏側には釘とタコ糸が付けられていて
玉紐のように片側で括ることで自立します。

この写真は作りっぱなしの状態ですが、

組み立てる前に、

木材に紙やすりをかけて表面を整える

ペンキで着色をする

などをすると、クオリティが上がりますよ!

折り畳み式ポスタースタンド 作成の手順

まず詳細の前に、大まかな手順を確認してみましょう。

手順

①棒をのこぎりで切り、支柱を作る

②支柱の下部に土台の木材を付ける

③支柱の上部に板状の棒を付ける

④裏から上部と下部を連結する

⑤表から留め具を付ける

完成!

たったの5ステップです!
設計図や定規も不要で簡単につくれてしまいます!

①棒をのこぎりで切り、支柱を作ります。

折り畳むことになりますので、
およそ半分くらいに切ります。

上下を決めておきます。

②下に土台の木材を付けます。

二本の木材で自立するようにしています。
底面が平らになるように、調節しながら
釘を打ち付けましょう。

最初に短い釘で、支柱と二本の土台を
仮止めし、その後長い釘で三本を貫くように
本止めすると、ズレが少なく丈夫に固定できます。

インパクトドライバー(電動ドライバー)を
お持ちでしたら長い釘は、木ネジやビスに代えると
さらに強く固定でき、作業時間も少なくなります。

③上に板を付けます。

釘は表から二本打つと、固定されます。

長い釘では貫通してしまい危険ですので、
必ず短い釘をお使い下さい。

表面が不格好に見えますが、ポスターで隠れます。
安心して固定させましょう。

④いよいよ上下から連結します。

裏面から蝶番を付けて、折り畳み式にします。

⑤表に留め具を付ける。

蝶番のままでは重さで後ろに開き、
自立しません。

短い釘を上パーツと下パーツに打ち片側に紐を
括ることで、玉紐のように上下を連結することが
出来るようになります。

完成!!

両面テープでポスターを接着します。

土台と支柱のバランスによっては自立が不安定な
場合があります。


その時は、土台にペットボトルを乗せる、
万力で固定するなどが必要です。

折り畳んでしまえば、
紙袋に入れられて、持ち運びも簡単です!

ポスタースタンドを買いたい!【関連商品】

まとめ

加工しやすく、アレンジも簡単な、
折り畳み式ポスタースタンドの作り方は
いかがだったでしょうか?

・大体のサイズの検討をつける

・百均で蝶番、のこぎり、釘、木材を用意する
(ホームセンターなどで木材をカットして貰えば、
もっと簡単にできます!)

これだけで始められますので、ぜひオリジナルの
ポスタースタンドを作ってみて下さいね!

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