※2021/10/12 トレスして描けるテンプレートを追加しました。
※2023/01/30 使える資料を更新しました。
こんにちは、日本画家の深町聡美です。
出てくるだけで大活躍!
主人公を助け、
時には大いなる壁として立ちはだかる……
そんなドラゴンはファンタジー世界に必須の存在です。
ですがドラゴンは実在しない動物。
見て描くことはできませんし、
かっこいいデザインを一からを考えるのが難しい!
というのが本音だったりしませんか?
今回は200ものドラゴンのイラストを
- どんな写真があれば簡単に描けるのか
- どのような形を組み合わせて描いているのか
- どんなドラゴンが人気なのか
という視点で分析し、
ドラゴンをデザインして描くためのコツを
まとめました!
Contents
【必見】ドラゴンを描くためのおススメ資料選!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0540-edited.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/05/dog3_1_question.png)
ドラゴンを描く上で一番大切な事ってなに?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
万人にオススメなのは資料を集めることです!
ドラゴンは実在しない動物!
だれも見たことなく、
だれも正確な骨格を知りません。
だからこそ資料を揃えるだけで
他の人より上手に描けるんです!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/05/dog2_2_surprise.png)
資料を揃えるって面倒くさい!
他の人はもっとパパっと描いてたよ!
一見簡単に描いているように見えても、
その裏では鳥や恐竜のデッサンを繰り返している…
なんてことは当たり前だったりします。
それを簡単にクリアするのに必要なのは
やはり資料!
ここではデッサン修行をショートカットするための
有用資料を5冊、
無料で使える検索キーワード3つご紹介します!
無料のオススメ資料&検索キーワード
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/phonto-25-1024x778.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/01/animalface_inu.png)
どんな体型のドラゴンを描くか決めてから見てみてね!
二足歩行コウモリ型⇒鷺、ダチョウ
ウッチェロの聖ゲオルギウスと竜のような
二足歩行で腕が翼の型です。
こちらは鷺やダチョウ等の鳥の骨格が
参考になります。
ただし鷺の場合、そのままでは軽い印象を与えます。
少し前傾姿勢の写真を参考にすると良いでしょう。
四足歩行⇒犬、虎、ライオン
ラファエロの聖ゲオルギウスと竜のような
四足歩行の獣に近い物は、
力強く筋肉質な虎やライオンを参考にします。
犬をモデルにするとスマートな体型の
ドラゴンを描き易いでしょう。
二足歩行ゴジラ型⇒ティラノ 直立
ゴジラのような直立二足型は難度が高め。
「ティラノ 直立」等で検索して、
昔のティラノサウルスの予想図を参考にしましょう。
有料オススメ書籍5選
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
本格的にドラゴンを極めたい方は書籍で勉強するのが近道です。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/01/animalface_inu.png)
図書館で探してみてね。
基本は恐竜!一番応用できます!
ドラゴンデザインの考え方を
図付きで解説!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/05/dog2_2_surprise.png)
今は本格的に描かないし、練習は後にするからさ!
もっと簡単に描く方法はないの!?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/AF670F0D-5F2E-4032-99EF-8C9CC0AEAD26.png)
次章でドラゴンを簡単に描くためのテンプレートをご用意しました!
参考にして下さい!
かっこいい/かわいいドラゴンを描く用のテンプレート
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/phonto-24-1024x768.jpg)
ドラゴンを簡単に描くためのテンプレートを用意しました。
ダウンロードしてご自由にお使い下さい。
現在、
かわいい
「日本の龍風のドラゴン」
「子供キャラ風のドラゴン」
かっこいい
「二足歩行のドラゴン」
「二足歩行の首長ドラゴン」
「翼があるドラゴン」
「手が翼のドラゴン」
の6種類があります。
今後も増える可能性があります。
かわいいドラゴンのテンプレート①
(日本の龍風)
かわいいドラゴンのテンプレート②
(子供キャラ風)
かっこいいドラゴンのテンプレート①
(二足歩行)
かっこいいドラゴンのテンプレート②
(首長二足歩行)
かっこいいドラゴンのテンプレート③
(翼があるドラゴン)
かっこいいドラゴンのテンプレート④
(手が翼のドラゴン)
まずはテーマを決めよう!かっこいいドラゴンの描き方は?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0549-1024x654.jpg)
まず初めに、ドラゴンの設定を練っていきましょう!
描きながら考えても良いですが、
先に考えておくと、デザイン決めがスムーズになります。
個人的に最低限欲しいのが
- 性格(知性的、野性的、優しい、厳格、幼い、善い存在か悪い存在か)
- かわいい系のデザインか、かっこいい系のデザインか
- 住んでいる場所
です。
ドラゴンといっても色々なデザインがありますね。
例えば
「一番かっこいいドラゴンをイメージして下さい」
と言われたとします。
あなたの想像したドラゴンは翼がありますか?
四足歩行?
人によっては竜人だったり、
たてがみがあったりすることもあるでしょう。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon1-1024x602.jpg)
「一番かっこいいドラゴン」は、人それぞれなので、
どんなデザインがいいか迷ってしまいますよね。
では、「地面の中に住み、人を食べることもある、リアルでかっこいいドラゴン」
を想像するとどうでしょう。
地面の中に住むのであれば、穴を掘るのに不便な翼は要らないでしょう。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon2-1024x936.jpg)
人を食べるのであれば、固い肉を割くための鋭い牙が必要です。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon3-1024x936.jpg)
リアルでかっこいいドラゴン、ということで、鱗は細かく描きたいですね。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon4-1024x936.jpg)
と、設定を決める事で、デザインを絞り、
かっこいいデザインを決めやすくなるのです。
それぞれの解説を通して、
どんな考え方をすればいいか、例えをあげながら見ていきましょう。
かわいい系のデザインか、かっこいい系のデザインか
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0555-1024x672.jpg)
かわいい系にするか、かっこいい系にするか
まずはこれを決めましょう。
かわいい系ならば丸みの多いデザインで、
鱗の描き込みは細かくない方がふわふわしたイメージになりますね。
かっこいい系ならば、ゴツゴツした鱗があるといいでしょう。
角がたくさんあってもいいですね。
表情が分かりにくい、白く光る眼もオススメです。
顔や鱗の描き方は、次の章から解説します。
性格・性質
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon-4425077_1920-1024x683.jpg)
次にドラゴンの性格・性質を決めます。
性格・性質とは、具体的には
- 知性的
- 野性的
- 優しい
- 厳格
- 幼い
- 人間にとって善い存在か
- 悪い存在か
- などです。
知性的であれば、シャープな顔つき。
野性的であれば、ゴツゴツとした四角形の顔つき。
優しければ、羽毛を生やしてみたり、
厳格であれば髭などを付けてみるのも面白いでしょう。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/phonto-26-1024x672.jpg)
善い存在で、温和、人間との共存
というテーマでドラゴンを描く場合、
草食恐竜、草食動物の
イメージが良いですね。
家畜化している場合、より恐竜的なデザインに。
異世界の村人のようにするのであれば、
竜人的なデザインにするなど、
設定を細かくしていけば、
自然とデザインや絵も決まってくるのです。
住んでいる場所
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2020/12/jesus-4336337_1920-1024x578.jpg)
住んでいる場所、が分かりにくければ、
属性と思えば分かりやすいでしょう。
地面属性の竜なら穴を掘って
暮らしているかもしれません。
そうなると翼は必要ありませんね。
また、火の属性の竜なら
火山での生活がメインでしょう。
そうなると熱から身を守る鱗が必要かもしれません。
山々を移動する為の翼か、かぎづめが欲しいですね。
というように属性、住処がはっきりしていれば、
環境に適したデザインにすることができます。
すると、違和感のない、実際にその場にいるかのような
自然なデザインのドラゴンを描く事が出来ます。
身体の形を決めてあげよう かっこいいドラゴンの描き方は?
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon-4758109_1920-1-1024x443.jpg)
ある程度、設定が決まったところで、
その設定に合ったドラゴンに仕上げていきましょう。
ここからは、体格(骨格・身体の形)、
頭の形、目、鼻、耳、翼など、
パーツごとにドラゴンの描き方を解説します。
これから紹介するパーツの描き方を組み合わせることで、
あなたも簡単にかっこいいドラゴンを描く事ができますので
ぜひ鉛筆(シャーペン)と紙を用意して
実践しながら読んでみて下さいね。
まずはドラゴンの体格から始めましょう。
- 四足歩行
- 二足歩行
- 竜人
- 蛇
- 翼の有無について
の順に説明しますので、
これだと思う体格を見つけたら、
各項目に付いているラフ画を参考にして
体格のスケッチをメモしておいて下さい。
そのスケッチに、頭や翼を描き加えることで
あなただけのドラゴンのデザイン案が生まれます。
まずは最もメジャーなドラゴンの体格、四足歩行から。
その前に、注意事項です。
この記事ではドラゴンの体格を
四足歩行、二足歩行、竜人、蛇
の四つに分類しました。
しかし作品によって
前足が翼のドラゴン=ワイバーン
地面を這うドラゴン=ワーム
など、ここでは異なる分類がされています。
この記事での分類は、描き方の上での分類であって
他の小説や漫画などの設定、各地域の伝承を
否定するものでは無いことを理解したうえで
お読みください。
四足歩行型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_6396-edited-1024x576.jpg)
四足動物の骨格を参考に描いてみましょう。
犬の骨格画像を使うのがオススメです。
(犬でなくても構いませんが、画像が多いので)
首の長さが参考になるのは馬ですが、
骨格が肉食動物とは異なるので
全身を参考にするには向きません。
「骨格が違うってどういうこと?」
「何が問題なの?」
という疑問がありますよね。
簡単に言うと、印象の問題です。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0541-1-1024x682.jpg)
具体的には、馬は逃走に特化した進化をしており、
足の平が長くなっています。
そのため、馬の骨格を参考にしてしまうと、
草食動物のような弱弱しさ
乗り物としての馬っぽさ
が出てしまいます。
もちろん、走る事に特化した
4足歩行ドラゴンであれば問題ありません。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0558-1024x672.jpg)
四足歩行ドラゴンは犬の骨格を参考にしよう!
二足歩行型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0560-1024x672.jpg)
ティラノサウルスなどの恐竜をもとにしたデザインです。
二足歩行タイプですが、
大きく二種類のタイプに分けられます。
一つは左側の直立タイプ。
ゴジラが一番有名だと思います。
他のキャラクターだと、ポケモンのリザードン、
デジモンのグレイモンなどが直立タイプです。
足の裏全体で、どっしりと立っていることが多いです。
二つめは右側の前傾タイプ。
二足歩行では、直立タイプより
前傾タイプの方が人気のようです。
ティラノサウルスのような
恐竜に近い骨格をしており、
描くときに図鑑を参考に出来るので
おすすめのタイプです。
直立タイプでは、足の裏全体で
どっしりと立つデザインもありましたが、
前傾タイプでは、ほぼつま先立ちのデザインでした。
犬や馬、鳥など、自然界の動物は
つま先立ちの動物が多いのです。
なので、よりリアルで
自然なデザインを目指す場合は前傾タイプに、
コミカルな
キャラクターを目指すときは直立タイプに
と使い分けるようにしましょう。
リアルに描くときは前傾+つま先立、
コミカルに描くときは直立タイプがオススメ!
竜人
二足歩行よりも、より人に近い骨格です。
手足の形が人型であったり
衣服の着用も多かったりする特徴があります。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon6-950x1024.jpg)
竜人ですので骨格は人間がベースになります。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/1387007627392.jpg)
しかし上図のように、下半身のみ
四足歩行型になっているパターンも多いので、
このデザインにする時は
犬など肉食動物の骨格資料を用意して
組み合わせましょう。
基本的に人間の骨格を参考にしよう!
下半身のみ犬の骨格を参考にすることもOK!
蛇型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0561-1024x672.jpg)
手足が無く、地を這う蛇のようなタイプです。
しかし、現在では水中、空中を
蛇のように移動する設定のドラゴンに
多く見られました。
形状はほぼ蛇ですが、角やヒレ、
複数の眼など、顔部分が特徴的なデザインに
なっています。
通常、空を飛ぶドラゴンだと
翼竜のような姿をイメージしますが、
より雄大で神秘的な存在として描くときは
こちらのデザインも良いですね。
ただ、空や海など背景を描写しないと、
ただの蛇に見えてしまいます。
また、骨格や動きなども
蛇を参考にする必要がありますので
少し上級者向けのデザインかもしれません。
有名なものだと、エジプト神話のアポピスや、
古代メソアメリカ神話の
ケツアルコアトルなどが挙げられます。
蛇の骨格を参考にしよう!
ただし背景を描かないと、ただの蛇にみえてしまう!
コウモリ型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_0540-edited-1024x576.jpg)
両手が翼になった竜です。
四足歩行型の次に、よく見かけます。
肩に翼があるのではなく、両手が翼なので
骨格的に無理が無く、
描きやすいタイプのドラゴンです。
しかし、翼の構造をよく理解していないと、
おかしなデザインになってしまうことも。
基本的には下のイラストのように、
指や肘の間に膜が張って、翼になっている事を
理解したうえで描くことが大切です。
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon7-1024x746.jpg)
コウモリの翼の写真を参考にしてみましょう。
翼竜のケツァルコァトルスのフィギュア等を
観ても良いですね。
コウモリの翼を参考に、指や肘に膜が張っていることを理解しながら描こう!
翼の有無
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/feather-731450_1920-1024x680.jpg)
ここまで四足歩行型、二足歩行型、
竜人、蛇型、コウモリ型、と
五種類のドラゴンを紹介しました。
コウモリ型以外のドラゴンにプラスしたいのが、
翼です。
翼の有無でドラゴンのシルエットも変わります。
翼があれば広げると大きく見えますので、
より迫力ある絵が描けます。
空や海上、山の上など、活動の範囲も広がる
=さまざまな背景に描けるのです。
しかし地中で穴を掘って暮らすドラゴンに翼があると
うまく穴を掘れないかもしれませんよね。
ペンギンのように翼で泳ぐのでなければ、
海中では大きな翼は不便かも知れません。
このように、最初に決めた設定と照らし合わせて
翼の有無を考えましょう。
翼はもちろん、コウモリ型で説明したように
コウモリの翼の写真を参考にするのがマストです。
他にも鳥の翼もかっこいいですよね。
こちらも鳥の写真を用意して、
必ず参考にしながら描きましょう。
翼を描くときは、コウモリ、鳥の写真を見ながら描くべし!
ドラゴンの頭の形の描き方 かっこいいドラゴンの描き方
ティラノ型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/8dragon-edited-1024x641.jpg)
長方形を元にして描くタイプを
ここでは「ティラノ型」と呼ぶことにします。
ティラノサウルスのような、
がっしりとした顎が特徴です。
眼と鼻の位置はほぼ一直線。
獰猛で野性的な印象を強く与えるデザインです。
体格の章での二足歩行型ー直立タイプのように、
キャラクターっぽくデフォルメされたデザインで
見かけることが多いですね。
逆にファンタジーイラストなどの
かっこいいドラゴンでは意外と少なめな印象です。
しかし、どっしりと威厳ある雰囲気が出るので
例えば勇者を導く神様の役割があるドラゴンなどに
使うと面白いかもしれませんね!
ワニ型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon9-1024x841.jpg)
ティラノ型と同じく
目と鼻の高さは同じくらいですが
下あごが細く、口吻は長くなっています。
下あご部分の曲線は喉から首の皮膚や筋肉です。
ティラノ型同様に獰猛な印象を与えますが、
口先が細くなることで、
シャープなイメージが加わり
ティラノ型よりも知的なドラゴンに見せることができます。
イヌ型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon10-1024x789.jpg)
現在最もよく見るタイプのドラゴンです。
眼の位置よりも鼻が少しだけ下にあります。
また、眼と鼻が山のように
少し盛り上がったシルエットです。
多くのイラストがこのタイプで描かれているので、
描いている途中で影の付け方、
うろこの描き方などに困ったときに
参考になる作品がたくさんあります。
そのため、ドラゴンを描くときには
一番おすすめの頭のタイプといえます。
カエル型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon11-1024x746.jpg)
全体的に三角形に近い頭の形をしています。
口吻は短めで、幼い印象を与えます。
ただかっこいいだけでなく、
かわいらしい印象を与えたい時に
ぴったりのデザインです。
後述する眼の位置や描き方を変えるだけで
ゆるキャラのようなかわいいい系にもなりますし
リアルなドラゴンにもすることができます。
獰猛な中に親しみやすさを感じさせたい、
ペットタイプのドラゴンに向いている
デザインと言えるでしょう。
鳥型・哺乳類型
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/deer-952744_1920-1024x683.jpg)
くちばしが付いた鳥類そのままの顔、
また鹿や犬などの実在哺乳類そのままの顔の
ドラゴンです。
アニメでもまれに見ますが、メジャーとは言いがたい
かもしれません。
しかしその分、印象にも残りやすいデザインです。
このデザインの場合、頭から身体にかけて、
モチーフになった動物+模様や翼+ドラゴンのシッポ
という描かれ方が多いように見えますが、
もちろん例外もあります。
自由に組み合わせて独自のドラゴンを
作り上げてもおもしろいですね。
目の位置
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/02/eye-4453129_1920-1024x681.jpg)
ここまでは、頭のかたちや体格で
ドラゴンの性質を表現してきました。
ここからはもっと細かい部位、
顔パーツの目の位置を切り口に
デザインを考えてみます。
前より
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon13-699x1024.jpg)
顔の前側に眼をつけると
動物っぽさが強調されます。
一方で、顔のパーツが集まる事で
かわいらしい印象も与える事ができます。
ファードラ(毛の生えたドラゴン)を
このタイプで描く事で、より親しみを
感じさせるデザインになるでしょう。
人間とコミュニケーション可能な
知性も感じさせることができます。
眼を前よりにしたうえで、眼を大きく描くと、
蛇やトカゲのような爬虫類感も出せますね。
ほかの特徴として、口の大きさが強調されるので
愛嬌あるマスコットキャラクターにも
オススメです。
後ろより
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/14dragon-715x1024.jpg)
後ろよりに加えて小さめの眼にすると
恐竜っぽさ、獰猛さ、いかつさを表現する事ができます。
かっこいいドラゴンを描くコツまとめ
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2021/04/dragon12-1024x746.jpg)
以上、体格や顔、目などのパーツを
組み合わせて、かっこいドラゴンをデザインする
コツをお伝えしてきました!
結局のところ、龍やドラゴンはもともと
複数の動物を組み合わせたもの
の要素が強いので、
いくつかの動物を組み合わせれば
ある程度のドラゴンのデザインは出来て
しまいます。
しかし、ぜひ覚えておいて欲しいのは
「必ず設定を詰めておく」
ということ。
これがなければ、パーツの組み合わせ方を
知ったところで応用ができません!
ドラゴンが出てくる作品を見る時は
ぜひ、どんな設定だからこのデザインなのか?
を分析しながら見てみて下さいね!
※この記事は未完です。今後加筆予定です。
前の記事はこちら!
次の記事はこちら!
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/02/analogillust.jpg)
![](https://nihongago.com/wp-content/uploads/2022/01/日本画のきじはこちら!.jpg)
ドラゴンを描けるようになるには
・体格ごとに、犬、鳥、人間の骨格資料を使い分ける!
・最初に必ず「設定」を決めること!
・顔の形、眼の形を組み合わせる方法を紹介!
・あとはデッサンを頑張る!