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芸術・美術の神様・神社は?【美大受験に!】

諸願成就、受験合格、恋愛成就……

色々お守りはありますが、
絵が上手くなるお守り

って余り聞きませんよね。



でも美大受験のような大きなイベントでは、
受験合格に加えて、絵が上手くなる手助けを
神様から頂きたいものです。


むしろ長い目で見れば、そちらが本願ですよね!

そこで今回は美大受験生必見

美術、織物、陶芸、建築などで
ご利益がありそうな神社とお守りを調べました!

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芸術・美術にご利益がある神様とは?【神社】

日本の神社仏閣で信仰されているものに限ると

代表的な神様は

  • アメノウズメ
    (『古事記』では天宇受賣命、
    『日本書紀』では天鈿女命宗像三女神)
  • 弁財天
  • 宗像三女神のイチキシマヒメ
    (市杵嶋姫命)

の三柱が挙げられます。

アメノウズメ

アメノウズメは
日本の太陽神であるアマテラスが、

天の岩戸に隠れてしまう
岩戸隠れのエピソードで活躍する女神さまです。


この女神が天の岩戸の前で
ダンスをして神々を大笑いさせることで、

引き篭もっていたアマテラスは外界に
興味を持ちます。


そこで少し岩戸を開けて覗いたところを、
すかさず他の神々が引っ張り出して、

隠れた太陽神を外に連れ出す事に
成功したのでした。

この物語から、

 アマノウズメは芸能の神様 

として

祀られることとなりました。

弁財天・イチキシマヒメ


さて、二柱の女神が同じ見出しに入っていますね。

実はこれには理由があります。

イチキシマヒメは
宗像三女神

と呼ばれる三姉妹の神様の一柱です。


日本神話の上では先程登場したアマテラスと、
その弟であるスサノヲが、
誓いの占いをした際に生まれました。


その時にアマテラスから
「九州の玄界灘を守れ」と命を受け

世界遺産にも登録された宗像大社が
できたとされます。



しかし歴史的には、
九州北部の土着の女神と言われており

海上の安全を祈願されてきました。



つまり元は芸術でも芸能でもない、
海上安全の神様だったのです。

 そこにやって来たのが仏教と弁財天でした。 



弁財天は元々、インドで信仰された
サラスヴァティーという水の女神でした。



そのサラスヴァティーも時代を経て、
芸術や学問、また、美の神様として
信仰されるようになります。

そしてそのサラスヴァティーが仏教に取り込まれ
弁財天となり、サラスヴァティーと同じく


芸術・学問・美・神を司る神(天部)
になりました。





さらにその弁財天が日本の信仰と出会い、

 イチキシマヒメの真の姿=弁財天(本時垂迹説) 

とされるようになったのです。





ですので、一部の宗像系の神社では
弁財天が祀られているということが
あるんですね。


サラスヴァティー

=弁財天

=イチキシマヒメ

として弁財天とイチキシマヒメは



芸術・芸能を司る女神

信仰されているという訳です。

芸術・美術の神様になった歴史上の実在人物と神社

そもそも何故美術の神が日本にいないのか

ここまで日本神話に登場する神様を
紹介してきましたが、

歌や踊りといった芸能を守る神様がいる一方で

絵画や美術に関する神様がいませんでした。



一体これは何故なのでしょうか?



少し話が変わりますが、
西洋では絵画制作、彫刻制作という仕事は
身体を使う肉体労働
と考えられていました。


音楽や詩歌といった頭脳労働ではなく、
卑しい仕事と見做されていたのです。



そのためギリシャの神々においても
Musicの語源となったミューズはいても

絵画や彫刻の神はいないのです。



ちなみにキリスト教での
日本の民間信仰や、神様ポジションとなのが
聖ジョルジョ、聖マリアなどの聖人信仰だそう。


聖人信仰においては、
初めて聖母マリアを描いたとされる

 福音記者ルカが画家の守護聖人 
とされています。





話を日本に戻して、
なぜ日本に美術の神がいないのか

という理由について筆者なりに考えてみました。




これは筆者の想像ですが、

日本に於いて

 芸能(音楽・舞踊・演劇など)の元祖になったのが

  シャーマニズム 

であったこと、


また現代における 美術の定義 が理由ではないかと考えています。

シャーマニズム

〘名〙 (shamanism) シベリア北部の原住諸民族が創始し、極東地方に伝わったとされる原始宗教の一つ。シャーマンと呼ばれる巫女、あるいは巫者が、厳格な修行によって神や精霊と直接交わる能力を得、一種の没我の境地のなかに悪霊や病魔を追い払い、吉凶の判断、予言などを行なうもの。日本の原始宗教もその流れを汲むともいわれる。

引用:コトバンク



要するにシャーマニズムとは
「目に見えない神様を降ろして、神様の言葉を貰う」
といった事です。

その儀式の中で行われたのが、音楽や踊りでした。


音楽や踊りで気分を高揚させることで
巫女は自分に神を降ろし、神託を受けたのです。

ですので、現代でも神様に
歌や踊りをささげる(奏上する)
お祭りへと続いて行きました。




つまり、

 音楽や踊りは古代から日本人の生活と
  信仰に根差していたのでそれに関する神様もいる 

という事です。





ところで美術とは何かというと、

『増補新装 カラー版 西洋美術史』では

「実生活に於いて直接的な機能を持つとは
考えられない」物

と定義されています。




明日のご飯も無いような生活ならば
装飾を施すよりも、より強く便利な物を
作りますよね。


そうすることで生存確率が上がるのですから。

ある程度の文化的余裕がなければ
絵画などは親しんでいる場合ではないでしょう。



となると、稲作の出来や戦争とは一歩離れた状態に
ならなければ、
それに秀でた(神様となるような)
存在は生まれないのではないでしょうか。






という事で、現在日本で絵画や美術(書画)の神様
として信仰されているのは、
実在した歴史人物が多そうです。




さらに言うと、日本の場合長い間、
書と画は同じジャンルとして括られてきたので


絵画だけの神様というのはかなりマイナーな
存在になるのではないかと思います。


今回は美術に関する人物を二人しか
見つけられなかったので、


他に神様になっている偉人をご存じの方がいたら
是非教えてください。

小野篁公(おの たかむら)

平安時代に国に仕え、
 文化人として多彩な才能を発揮 し、

加えて数多くの仕事をこなした事で有名な
実在人物です。


詳しい説明は小野篁を祀る代表的な神社
小野照崎神社のHPから引用します。

当社の御祭神である小野篁公は、

平安時代の初期〜中期を生きた、実在の人物です。

国の中枢でその才を発揮した「学問の神」であり、

漢詩、和歌、書道、絵画等、多彩なる感性で

平安文化の大廈となり礎となった「芸能の神」

そして圧倒的な行動力と多彩な仕事を完遂するその手腕から

「仕事の神」として、

多くの逸話と共に広く信仰されております。

引用:小野照崎神社

菅原道真(すがわらの みちざね)

また、同じく平安時代の文化人、菅原道真は
元は祟りを鎮めるために祀られたそうですが

現代では広い意味での文化の神とされています。


そのため、人類の歴史では新しい文化である

 「アート」の守護としての 側面を持つ事になったようです。 

当宮のご祭神 菅原道真公(天神さま)は、

「学問の神様」のほか「文化の神様」としても

古くから崇められています。

このような信仰が広まった背景には、

時代ごとに人々の間で重んじられた

思想や文化などが影響していました。

さらに、和歌や連歌、歌舞伎、書画のご奉納を通じて、

太宰府天満宮は文芸・芸能・芸術

いわゆるアートと関係が深くなっていきました。

また、天神さまをご崇敬するにあたり、

そのお姿を描いた御画像、縁起絵巻、

ご祈願のための絵馬など、その時代を生きる作家たちが

渾身の作品を天神さまにご奉納してきました。

その中でも、奉納絵馬は九州屈指の質量を誇り、

それを掲げた絵馬堂は

ギャラリーとしての役割を果たしています。

引用:太宰府天満宮

芸術・美術の神様まとめ

以上、日本において「芸術・美術の神様」
と呼ばれる神々を紹介してきました。



ご縁の在りそうな神様は見つかりましたか?


この記事では
生活の仕方や、信仰の始まりといった理由から
芸術、その中でも美術は神を立てて信仰するに
値しない文化であったとしました。

(そもそも美術やアートと言う考え方が、
日本では最近生まれたジャンル分けです)



しかしながら、衣食住が安定し命の危機が
遠くなった現代では、 心の充足が求められています。 



そのような時代になったからこそ
美術の神、アートの神が新しく求められている
のかも知れません。

アメノウズメや弁財天のように
旧来の芸術芸能神が新たなご利益を
持つようになったり

あるいは菅原道真のように、
神の別の一面が取り上げられたり。

神様のご利益や、役割の変化は

 新しい信仰が生まれてくる過程によるものだと

言えるでしょう。 

まとめ
・アメノウズメ、弁財天(イチキシマヒメ)が日本の美術の神様とされている

・平安以降の実在した文化人も、美術の神様として祀られている

・西洋では福音記者ルカが画家の守護聖人

上記の神様が祀られている神社を探し、

近所にあれば行ってみよう!

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