8/1 新刊『日本画の絵具と色彩』発売されました!

chatGPT4の絵描き的使い方とおすすめプラグインを紹介!

この記事で分かること
  • オススメプラグインは「Time Navi」!
  • プラグインなしで作品講評や資料作成もできる!



こんにちは。日本画家の深町聡美です。


最近流行りのchatGPT、使っていますか?


「イマイチ返事が怪しくて…」
「Google検索で十分だし…」

「bingじゃダメなの?」

という感じですが、

そういう方こそ、chatGPT4に課金するのもアリかも知れません!


デジタルは苦手…という方も
ぜひ以下のアナログ画家的な活用法をご覧下さい!


chatGPT4を秘書代わりにした
効率的な絵画制作テクニックをご紹介します!


スケジュールプラグイン「Time Navi」で締切管理もらくらく!



一番オススメしたいのが「Time Navi」!


こちらはchatGPTに文章で入力した内容が、
カレンダーアプリに反映されるというもの。



通常、カレンダーアプリは
日付、時間、タイトル、詳細などを別の記入欄に打ちこまなければなりません。


しかし「Time Navi」なら、口語で予定を入力するだけで
予定としてカレンダーアプリに登録できるのです。



しかも音声入力機能を使えば打ち込む必要もありません!


チラシを片手に展覧会の日時を読み上げるだけで
勝手に登録されます。

  • 展示の〆切が多くてアタフタしがち
  • 一つの事に集中したい
  • 予定はアプリで管理したいけど記入が面倒で続かない

という方には絶対に使ってほしいプラグインです。

筆者は「Time Navi」のために有料版を使っていると言っても過言ではありません!


chatGPT4に画像を読み込んで作品を講評してもらおう!


画像を読み込ませて講評してもらうことも可能です。


chatGPT4は画像の読み込み、認識が出来ます。

この機能を使って作品を指導してもらいましょう。

この絵を観察し、レビューをしてください。

STEP1
どこの場所か、何を感じたか、写真作品としての、主題の明確さ、構図、露出、色彩、シャープさ、
伝わってくるストーリー、創造性、あなたの感じたことなど、
その他写真から読み取れることを具体的に書いてください。

STEP2
つぎにこの絵がより良いものになるために、
参考にすべき画家や映像作家の名前を挙げ、
どのような点を学べばいいのか提言してください。

上のプロンプト(chatGPTへの尋ね方)はネットに公開されていた物です。
※URLが分からなくなったので、元サイトをご存じの方がいましたら教えて下さい。



レビューを頼んだ結果はこちら。

STEP1: 観察とレビュー

  • 場所: この絵の場所は具体的には特定できませんが、アジアの都市の雨の日の風景のように感じます。背景にはネオンライトや古い看板などの都市の要素が見られます。
  • 感じたこと: 憂鬱さ、ロマンチックさ、郷愁を感じる。雨の滴や湿った大気が伝わってきます。
  • 主題の明確さ: 主題は2人の人物で、彼らが雨の中で何かを待っている、または何かを観察している様子が強調されています。
  • 構図: 2人の人物は絵の中央に位置しており、視線を引きつける要素となっています。
  • 露出: 暗めの露出が雨の日のムードを強調しています。
  • 色彩: 暖色と冷色が交互に使用されており、コントラストが生まれています。
  • シャープさ: 全体的には柔らかいタッチで描かれており、特定のポイントにシャープさは強調されていないように思います。
  • ストーリー: 2人の人物が都市の雨の中で立ち止まり、何かを待っているか、考え込んでいるシーンが描かれています。
  • 創造性: 伝統的な技法と現代の要素が組み合わさった絵で、独自の世界観を持っています。
  • 感じたこと: 都市の雨の日の静けさと慌ただしさ、そして人々の孤独感や寂しさを感じました。

STEP2: 提言

参考にすべき画家:

  • 歌川広重: 日本の浮世絵の大家。彼の風景画から、背景のディテールや色彩の使い方を学ぶことができます。
  • エドワード・ホッパー: アメリカの画家。彼の作品から都市の孤独感や静寂を描写する技法を学ぶことができます。

この絵がより良いものになるためには、背景のディテールをもう少し緻密に描き、人物の感情や動きをもう少し強調することで、観る人に伝わるストーリーや感情を深めることができると思います。

chatGPT


  • 自分が表現したい事が客観的に伝わるか
  • 技法や構図から意図した効果が現れているか


これらを確かめる上で有効ですね。

chatGPT4にどうすればお手本に近づけるか教えてもらおう!

日展の特選の絵と比較してもらった


好きなアーティストの作品を送れば
改善点を教えて貰うことも可能。


自分一人では分析できなかったポイントを
教えて貰えます。


まさに複数人で鑑賞した時のような
意見の出し合いが出来るわけですね。


上画像の質問からは、このような提言が返ってきました。

もちろん、お伝えいたします。

STEP1: 観察とレビュー

  1. 場所や主題: これらの作品は自然や植物を題材にしているようです。特に第二の絵は木の幹と葉を中心に描かれており、そのディテールやテクスチャが印象的です。
  2. 感じること: 第一の絵は細やかな描写のあざやかさと、背景のシンプルさが印象的で、花や種のディテールが浮き立っています。第二の絵は深みのある緑色と木のテクスチャが際立っており、自然の豊かさと力強さを感じます。
  3. 構図: 両方の作品ともに中心に主題を配置し、視点を引きつける構図が取られています。
  4. 色彩: ペールな背景に対して、植物の緑や花の色が鮮やかに表現されています。
  5. ストーリー: 自然の美しさ、静けさ、そして季節の移り変わりをテーマにした作品のように感じます。

STEP2: アドバイス

  • 参考にすべき画家: 富士田鷹一や中村岳陵などの日本画家の作品を参考にすると、自然の描写や色彩の表現のさらなる深化が期待できます。
  • 提言: 先ほどの絵に比べて、これらの作品は自然の詳細な描写に重点を置いています。そのため、細かい筆使いや色彩の重ね合わせによる深みの表現をさらに追求することで、作品の完成度を高めることができるでしょう。また、背景とのコントラストを強調することで、主題の浮き立ちをさらに強調することができます。

希望に添えるアドバイスとなっているかどうか分かりませんが、これらの提案が少しでもお役に立てば幸いです。

chatGPT

良い所を真似するときに便利ですね!


chatGPT4にスケジュールを立ててもらおう!

「Time Navi」でカレンダーアプリに予定を登録できると書きましたが、プラグインなしでスケジュールを立てて貰う事もできます。



例として以下の設定で予定を立てて貰いました。

出力された予定は以下の通りです。


1週間で絵を完成させるためのスケジュールを立てます。下描きが完成しており、色紙に転写が終わっているとのことなので、その後の工程を以下のように計画します。

1日目: 線の墨なぞり

  • 午前: 墨で線をなぞり始める。細部に注意しながら作業を進める。
  • 午後: 線なぞりの作業を続け、この日のうちに完了させる。

2日目: 水干絵具での下塗り

  • 午前: 水干絵具を用いて下塗りを開始。大まかな色彩を決め、全体に均一に塗る。
  • 午後: 下塗りを完成させ、乾燥を待つ。

3日目: 岩絵具での色付け

  • 午前: 岩絵具での色付けを開始。色の重ね塗りに注意しながら、深みと陰影を出す。
  • 午後: 色付けを続け、必要に応じて色の調整を行う。

4日目: 岩絵具での仕上げ

  • 全日: 前日に引き続き、岩絵具での色付けを仕上げる。細かな部分まで丁寧に塗り重ね、色の調和を図る。

5日目: 細かいディティールの整理

  • 午前: 細かいディティールを整える。特に、表情や装飾品などの細部に注意を払う。
  • 午後: 全体のバランスを見ながら、必要な修正を行う。

6日目: 最終仕上げ

  • 午前: 色鉛筆を使って、細かいディティールの強調や修正を行う。
  • 午後: 全体の仕上げを行い、作品の完成度を高める。

7日目: 仕上がりの確認と修正

  • 午前: 作品の全体を見直し、細かな修正が必要な箇所をチェック。
  • 午後: 必要な修正を施し、作品を完成させる。

このスケジュールは、作業の進行具合によって柔軟に調整が必要かもしれません。特に絵の乾燥時間や、細かなディティール作業には想定以上の時間がかかる場合があります。計画を立てる際には、余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。

サイズや進度、手順等の条件を加えれば、
より詳細な予定が作られます。


もし漠然とした条件した伝えていなくても、
その時点で最良の予定を作ってくれます。



ただ、より正確な予定を立てるならこのポイントを伝えておきましょう。

  • 毎日の制作にかけられる時間
  • 一日制作できない日はいつか
  • どんな画材を使うか
  • 今どこまで進んだか
  • 作品サイズ
  • 一日に描き込みができる面積
  • 今後必要な工程
  • 何日余裕を残しておくか


詳細な前提情報を詰めれば詰めるほど、
理想通りのスケジュールが組みあがります。


出来上がったスケジュールを見て不足している情報に気付いたら、その都度新しい情報を伝えることで洗練されていきますよ。


chatGPT4に画像生成で作品資料を作ってもらうこともできる!


これはあまりお勧めできませんが、
画像生成機能で資料写真を作ることも出来ます。


chatGPTにはDALL-E(ダリ)が搭載されています。


つまりダリというAI画像生成機能が使えますが、
写真のクオリティはあまり良くありません。


AI画像生成を作品の資料として使うのが主目的なら

の方がよりリアルに作成されます。



また、絵の上達という意味でも
AI画像生成は使いどころが難しいです。


取材を重ねた上でサブ資料として用いる方がベターです。



模写や観察から得られる情報がAI画像では少なすぎます。
また情報の信ぴょう性(骨格や毛の生え方が正確か)も怪しいです。



chatGPT4に商品説明を書いてもらえる

この作品の商品情報を作ってもらった

chatGPT4の画像読み込み機能で、
作品紹介を書いてもらう事も出来ます。



ミンネには既にAI商品紹介生成機能がありますが、
chatGPT4なら思い通りの紹介文を書いてくれます。


今回は上のオランウータンの作品を添付し、
以下のプロンプトで紹介文を作成しました。

これは文章の作成依頼です。添付画像と以下の解説を参照して答えて下さい。BASEやミンネで絵画作品を販売したいと思っています。添付画像が商品です。ハンドメイドショップの商品紹介らしい感じで、作者目線(主観的)で親しみやすさと謙虚な文章で商品紹介を作成して下さい。構成は、最初に売り文句(タイトル・キャッチコピー的な感じの)、次に商品説明という感じにして下さい。

【この絵の解説】
この絵は〇号のサイズに描かれている〇〇画です。〇〇がモデルです。〇〇な様子です。〇〇は丁寧に描き込んでいます。〇〇の技法が使われています。


作られた文章がこちらです。

「威厳ある休息 – オランウータンのミミ」

静寂の中での、余裕と威厳。S20号のこの日本画は、福岡市動物園で観察されたオランウータンのミミをモデルに、そのゆったりとした姿を捉えています。金属の遊具に寄りかかりながら休憩するミミの、雄大で堂々とした佇まいが表現されています。毛一本一本まで丁寧に描き込まれ、その精細な技術は観る者を魅了します。銀箔で表現された黒く変色した金属の柱が、強さと柔軟性を象徴しています。この作品を通じて、鮮やかなオレンジ色の毛並みと共に、オランウータンの落ち着いた表情の中に見ることができる穏やかな心を感じ取ってください。リビングやオフィスに、この威厳と平和の象徴を飾り、毎日のインスピレーションとしてください。

chatGPT


ちょっと堅苦しい感じがしますが、
叩き台としては十分だと言えますね。


まだハンドメイドショップの説明としては不自然な印象が残るため、加筆修正は必須です。



まとめchatGPT4の絵描き的使い方とおすすめプラグインを紹介!

最後までお読みいただきありがとうございました。

以上がchatGPT4の画家的活用方法でした!


chatGPT4なら画像読み込みや音声入力、
プラグインの活用も可能です。



さらにchatGPT3.5より遥かに高機能で
人間味あふれるコミュニケーションも楽しめます!


秘書を雇うようなつもりで、
ぜひ皆さんの制作を効率化してみて下さい!


はじめに&おわりに等
定型文の下書きにも使っています。














前の記事はこちら!

➡日本画のアクアグルーの使い方と特徴【画材レビュー】



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乞うご期待!