黄土とはどんな色?日本の伝統色を知ろう【日本画絵具解説】
日本の伝統色のひとつ「黄土色」 なんとなく使っている黄土色ですが、 実は1色ではないことをご存じでしたか?今回の記事では黄土色の原料や 語源を紐解きながら、 日本画絵具の黄土の作り方の詳しい手順を 図解付きで解説していきます!
日本の伝統色のひとつ「黄土色」 なんとなく使っている黄土色ですが、 実は1色ではないことをご存じでしたか?今回の記事では黄土色の原料や 語源を紐解きながら、 日本画絵具の黄土の作り方の詳しい手順を 図解付きで解説していきます!
結論から言うと、 丹とは黄色みを帯びた赤色、 つまり神社の鳥居に近い色を言います。 日本画絵具の丹は鉛で出来ていて 扱いにコツが要ります! ではそんな美しい丹色は どのようなシーンで使われているのでしょうか?
こんにちは、日本画家の深町聡美です。 「しゅいろ」ってオレンジ?赤?何でこんな色があるの? 朱色…赤ともオレンジともつかない、なんとも言えない色ですよね。 「お絵描きセットに入っているけど使いどころがないな~」 と放置し...
こんにちは、日本画家の深町聡美です。 皆さんは代赭(岱赭/たいしゃ)という色を知っていますか? もしかしたら 「和風色の絵具を買ったら付いてきた!」「この色、どういう意味だろう?」ということで検索されている方もいらっしゃ...
こんにちは、日本画家の深町聡美です。 顔彩と同じ色成分で作られた「棒絵具」 歴史が古く、また使いやすい絵具ですが使用方法を知らない方も多いのではないでしょうか? 今回は日本画の棒絵具の使い方と、棒絵具の前身とも言える「藍...
日本画の表面を盛り上げたい人 こんな人におすすめ!新しい質感表現を模索している絵描きさん 新しいことを学ぶのが好きな絵描きさん 皆さんは美術館で、絵の表面が盛り上がっている 日本画を見た事がないでしょうか? 日本画でも油絵やアクリル画のように、 ボコボコとした質感を出すことができるのです。 盛り上げ用のペーストなど、やり方は様々ですが 最も基本と言えるのが「盛り上げ胡粉」です。 今回は、明治時代の日本画の技法書 「丹青指南」に描かれた、 盛り上げ胡粉の作り方を 現代語訳して分かりやすく解説いたします!
・胡粉を溶かして使えるようになる!・胡粉の種類が分かって使い分けられる! こんにちは、日本画家の深町聡美です。 「日本画といったら胡粉!」と美術の授業や日本画体験会でも使われることが多い胡粉。 日本画の体験会などに行った...
・失敗しない最強の膠水が作れる!・膠の濃度や溶かし方の疑問が解ける! こんにちは、日本画家の深町聡美です。 日本画を描く上での超必須アイテム。それが、膠です。 これがなければ、日本画ではないと言っても過言ではないかも知れ...
才能あふれる狩野派の画家たちも、努力なしに何でも描けたという訳ではありません。もちろん想像のつかないような努力、そして練習をしていたに違いありません。そこで何百年も伝統を受け継ぎ続けた狩野派の絵師たちは、一体どんな練習をしてきたのでしょうか!?今回は狩野派で代々使われてきた練習用スケッチブックの作り方と、前回の記事で作ったドーサを紙に塗る(引く)方法をご紹介いたします!
絵を描いているうちに、岩絵具が剥落したり、水を吸い込んで発色が悪くなったり、直しているうちに、時間がかかって間に合わない!直しても直しても、色が元に戻らない!!それはドーサ(にじみ止め)の作り方が悪いからかも知れませんよ。 今回はそんな悩みを解決する、正しいドーサの作り方を、狩野派伝統の日本画技法書「丹青指南」を引用しながら解説いたします